ヒメナイト!・レポート!

2010年2月13・20日に開催されたオールナイト上映イベント「ヒメナイト!」そのトークショーをレポート!

ヒメナイト!第一夜/2010年2月13日21:00~翌5:00

ゲスト  中原麻衣さん(鴇羽舞衣役)/ 清水 愛さん(美袋 命役)
  浅井清己さん(深優・グリーア役) / サンライズ 古里プロデューサー

さる2月13日にオールナイトで開催されたヒメナイト!第一夜! 外は冷たい小雨の降る天候でしたが 会場内はファンの熱気で満ちていました!

開始前の場内アナウンスは中原麻衣さん(鴇羽舞衣役)というサプライズからスタート!
パチンコ『CR 舞-HiME』のプロモーション映像や、Blu-rayボックス『舞-HiME COMPLETE』映像特典:「黒の舞/最後の晩餐」に続いて、待望のトークショーがスタート!
今だから話せる『舞-HiME』秘話が続出しました!

――もう6年前の作品になるんですね。
中原:
早いですよねえ。
清水:
でも、ついこの前だった気もする。
浅井:
『舞-乙HiME』、『舞-乙HiME Zwei』、『舞-乙HiME 0~S.ifr~』や、CDドラマ、最近でも『CR 舞-HiME』のアフレコがあったのでそんなに昔の気がしませんね。
古里:
おお、浅井…深優さんは『舞-乙HiME』のシリーズは全部出ていますね。さすがです。 『舞-HiME』の放映から6年、企画スタートからだと8年になります。月日はたちましたが、今こうしてイベントが開けることをうれしく思います。実は『舞-HiME』の単独イベントは今回が初めてになるんですよ。
中原:
おー、そういえば!
清水:
はじめてなんですね。うん、劇場版の舞台挨拶みたいだ(笑)。
浅井:
このメンバーの組み合わせも珍しいですよね。
古里:
敵味方が一緒にいるとはとてもレアです。
――Blu-rayボックスの映像特典では、久しぶりの『舞-HiME』キャラクターのアフレコだったと思いますが、いかがだったでしょう?
中原:
実はその前に『CR 舞-HiME』の収録があったのですが、個別の収録になるので寂しいんです(笑)。特典映像のアフレコのように、やっぱりみんなが集まっての収録の方が、記憶のよみがえり度が違いました。でも舞衣って、登場作品によってキャラの立ち位置が変わって性格付けも違うので、この舞衣の演技で良いのかな? という緊張が少しありましたが、本番では迷いもなく演じることができました。
清水:
当時、命は低めの声で演技していたので、『CR 舞-HiME』収録の時に思い出して演じたら、そんなに男の子寄りの声にしなくても良いですよって言われちゃいました。
古里:
それは、愛ちゃんの演技の幅が広がっていてすごく男の子っぽく演じてくれたんです(笑)。当時の声は、今ほど男の子っぽくなかったんですよ。あと、何度かテイクを重ねて、ちょっと喉が疲れたくらいの演技が当時の命の声になっていたんですよね。
清水:
そうなんです(笑)。でも、命って普通の演技のときにも、張った声で演じていたんですけど、もっと女の子っぽく演じてくださいって初めて言われました(笑)。
古里:
当時、音響監督に可愛くやるなと言う禁止令が出ていましたからね。
浅井:
わたしは特典欠席組なんですけど、今日は『CR 舞-HiME』枠から来ました。『CR 舞-HiME』で深優は大活躍なんですよ~(笑)。
清水:
わたしと浅井さんは、『CR 舞-HiME』のWebTVのパーソナリティをやっています。
浅井:
BS11の舞-HiMEの『HiMEを語る命&深優』も見てくださいね。 (※3月5日金曜で最終回を迎えました。)
――当時の思い出などはありますか?
中原:
清水さんやなつき役の千葉さんとやったラジオの『舞-HiME 風華学園放送部』が思い出深いですね。う~ん、あの頃はよく。みんなで底抜けに肉を食べたなあ~、と(笑)。
清水:
ラジオでいまだに覚えているのが、それぞれの「萌え」アイテムは何かというお題で、千葉紗子さんが「クルマ」と即答したこと。わたしも自動車を買えばさえちゃんに萌えてもらえるかも、とモヤモヤしました(笑)。
――アフレコでの思い出などありませんか?
中原:
女子率が高くて華やかな現場でしたね。アフレコの時に、ちゃんと絵が入っていて、大切に作られている作品なんだなあと感じました。
清水:
スタッフのみなさんが、先のお話を全然おしえてくれなかったのを覚えています。最初は「萌え」な作品だよって教えられていたんです(笑)。
古里:
先のお話は極力、演じる方にも伝えないようにしていたんです。本来人間って今日明日にどんなことがあるかわからないもんじゃないですか。
清水:
なので、先を推理するのが楽しみでした。
古里:
愛ちゃんや、ゆかなさんは読みが鋭くてとぼけるのが大変でした。「これってこういう事なんですか?」ってズバズバ確信を突いてくるから。
浅井:
わたしはド緊張した事を覚えています。それまで深優のような役を演じたことが無かったので、どんな声でどう演じたら良いかが全然わからなくて、実は毎回のアフレコが終わるたびに落ち込んで帰ってました(笑)。
――今だから話せる『舞-HiME』秘話。キャスティングの秘密をお願いします。
古里:
舞衣のキャスティングに関しては、わたしがキャスティングに悩んでいたら、国崎プロデューサーが「中原さんが良いよ、名前も同じマイだし」と言ったのがそのまま採用になりました(笑)。
中原:
名前が麻衣(舞衣)で良かった~(笑)。
古里:
ほかのキャラクターも、名前が同じ人にしようかと思ったくらいです。いなかったけど(笑)。あと、なるべくご本人の生声を聞くようにしました。いわゆるテレビなど別作品のキャラを演じているので、なるべくそこから「声質」や「かすれ具合」、その「声の幅」など聞くようにしていました。
中原:
オーディションの時にわたしたちは、事務所名を言って、自分の名前を言ってから役のセリフを演じますけど、選ぶ方たちは名前の部分を聞くっていいますよね?
古里:
実はその通りなんですよ。そこが一番ストレートに「生声」が出ているから。あと、顎骨格や顔立ち、体型が似ている人を選ぶと言うのもありますね。たとえば命って小っちゃいキャラですけど、愛ちゃんも小っちゃいですしね(笑)。あまり作り声ではなく、そして顔、体型など似ていたら多分アニメのキャラ絵との違和感はなくなると思うんです。
清水:
そうなんですか~。
古里:
いえ、本当は清水さんと浅井さんに関しては、当時放映していたあるアニメ作品の声質がわたしの頭の中に引っかかっていたんです。『○○』の○○と、『□□』の□□ですね。キャラの声質…声の成分が気になったと言う訳です。
清水・浅井:
え~っ、でも全然、役柄や演じ方が違いますよね!?
古里:
愛ちゃんと浅井さんには、命の声質、深優の声質があるんではないか?と思ったのです。そしていつもとは違う役を演じてもらったらどうなるんだろうという考えなんですよ。
――最後に、今日集まっていただいたファンのみなさまにメッセージをお願いします。
古里:
こんなに大勢の方に来ていただいて本当に嬉しいです。個人的夢ですが、劇場版をつくればよかったなあ。いえ、日本は言霊の国なのでなにかが…、みなさんの応援があれば実現するかもしれない。できなかったらゴメンナサイね(笑)。これからも『舞-HiME』シリーズをよろしくお願いいたします。
浅井:
こんなアットホームなイベントで、すごく楽しかったです。今日は楽しんでいってくださいね。『CR 舞-HiME』もよろしくお願いします。
中原:
『CR 舞-HiME』キャンペーンガールさんでした(笑)。
清水:
単独イベントは初めてだと先ほど聞いてビックリしてます。時間は経っちゃいましたけど、初イベントの舞台に立てて嬉しく思っています。たくさん思い出話もできて楽しかったです。みなさんも楽しんでいってくださいね。わたしはまだ劇場版をあきらめてません(笑)。どうもありがとうございます。
中原:
あの当時を思い出しています。当時としても大変な作品でした。いろいろ考えて悩みながら頑張って演じていたんですよ。今日は寒い中ありがとうございます。みなさん最後まで楽しんでいってくださいね。