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遠藤 綾

レナ・セイヤーズ

Q:最終巻アフレコ終了おつかれさまでした。やはりクライマックスは大変でしたか?

A:自分のキャラクターの立ち位置や、どんな世界なのかを探りながらだった第1巻に比べると、レナの内面が見えてきた第2巻を経て、「この物語を終わらせるんだぞ」という気合が乗ってきた第3巻では、それほど疲れはしませんでした。
 それでも大変だったのは、レナが自分の力を抑えようとして叫ぶ「ダメーッ!」という台詞です。「ギャア!」という叫びとも違うし、抑えた感じで演じると単に苦しそうになるしで悩みました。実際に声を出すまで大変だったんです。本番では1回で通りましたけど(笑)。

Q:今回の最終巻で、レナの一番印象深い場面や台詞は?

A:第1巻でも言っていて、その第1巻のサブタイトルにもなっている、「よそ見してると死にますよ」です。それを第3巻でもう一度言うのが格好良いですよね~。そんな物騒な台詞を、大人しそうな女性が言うギャップに萌えますね(笑)。
 第1巻を振り返ってみると、まだレナは自分の力を抑えられていなかったり、シフルにはオトメであることを隠していたりしたので、同じ台詞でも気持ちの乗せ方が違うんです。
 最強になった後なので、もっと強く「ガンッ!」と言うのもありかなとも思ったんですが、逆に静かな感じで「よそ見してると死にますよ」と言うところに、レナが自分自身の持つ力を自覚しているのが感じられました。

Q:全3巻を通して印象に残る場面や台詞など

A:第1巻のお風呂のシーンです。あそこでレナが「フッ」と息を抜いた感じがしたんです。内容的には重たい会話をしてるんですが、女の子同士っぽい雰囲気があったり、「ああ、良いふたりだな」と思ったんです。カワイイなって(笑)。
 カワイイといえばエリオットですね。お茶目に「ム~ッ!」とやったりするところがマスコットっぽくてカワイイ。第2巻での酒場でのシーンも「い~や~」とか言いながら、ちょっと楽しんでるだろうと思っちゃう(笑)。ウーナとの関係で重たい事情もあるのに、なぜかホッとさせてくれるキャラクターですよね。本気でレナの事が好きだったのかは気になりますが(笑)。

Q:実は、この場面が大変だった! というのは?

A:その時その時で大変だったので(笑)。……闘いの場面で息を合わせていくのは、やはり大変だったんですけれど、第1巻から比べると、「あ、前のシーンと同じ気合になってる。よし、変化つけていこう」などと思うようになりましたね。いざ本番になると出来ていたかな~!?。回し蹴りと踵落としを自然に演じ分けられるようになりたいです(笑)

Q:アフレコ以外で「S.ifr」に関して印象に残っていることはありますか?

A:最初のTVシリーズから長く続いている作品じゃないですか。スタッフさんやシリーズを通して出演しているキャストさんに、先生のように、いろいろと教えてもらったんです。「GEM(ジェム)」とか読み方が解らない単語を教えてもらったり、どういう人間関係があるか、このキャラクターが将来どうなるのかとか。……教えてもらって、「私、死んじゃうのか~」って(笑)。
 第2巻で、シローが登場するのが楽しみでした。すごく「男の子」な、どちらかというと「弟」っぽいキャラクターだったのでビックリしましたね。レナの目線で見ると、ちょっとヤンチャな感じが良かったのかな、と思います。うーん、カ~ワイイって感じ(笑)

Q:「S.ifr」を終えて感じられたこと。

A:最初に、全3巻とお聞きしたときに、「全3巻で足りるのかな?」と思ったんです。アフレコを終えてみると「全3巻でキレイに収まったな」と感じました。自分も演技に入れ込める事ができたし、何が多い、何が足りないということなく、ちょうど良く収まったなとわたしとしては感じています。

Q:ファンへのメッセージをお願いいたします。

A:ご覧になる方が、どういう順番で観ているか分かりませんけれど、TVシリーズの前の時代のお話として観ても、この「S.ifr」から観はじめてTVシリーズを観ても面白いと思います。「S.ifr」は終わってはいるんですが、まだ物語は終わっていないという感じもするんです。新しい始まりのための繋ぎができたかな、という感じなんです。そういう印象が残った作品になりました。
 レナは、いろんな面を持ったキャラクターで、ひとりの女性を演じたような気も、いろいろな女性を演じたような気がします。面白かったし、難しかったし、楽しかった。遠藤 綾はこんな役も演じるんだな、今度はどんな役を演じるんだろうと楽しみにしていただけるとうれしいです。
 ありがとうございました。

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小清水亜美

シフル・フラン

Q:「S.ifr」第3巻で、一番印象深かった場面や台詞は?

A:「わたしは生きたいのよ!!」
  理由はうまく言えないですが、心にひびきました。

Q:全3巻を通じて、実は大変だったという場面はありましたか?

A:とくになかったです。

Q:「S.ifr」で印象に残っているコトなどは?

A:リテイクの時に、「~さい」というセリフに「よ」をつけてくださいと言われ、
  「わかりました」と言おうとしたら、「わかりまさい」と言ってしまいました。

Q:現在、「舞-乙HiME」シリーズ皆勤賞の小清水さんですが、シリーズ全体を通してのご感想は?

A:大変楽しかったです。
  3話では描ききれなかったストーリーもやってほしいです。
  シフルを演じて、ニナへの気持ちが少し変わった気がします。

Q:最後にファンへのメッセージを。

A:今まで「S.ifr」、そして舞乙をささえて下さってありがとうございます!!
  「S.ifr」はとりあえず終わりますが、もし続きがあったらそのときにまた

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久行宏和

監督

Q:初監督の仕事で上手くいったなと思える部分はどこでしょうか?

A:そういうのは、自分ではわからないですから……。

Q:初監督の仕事を終えて、ここを鍛えなければと思ったところはありますか?

A:技術と体力。特に体力!

Q:30分×3本という長さは監督的にはベスト? それとも、まだ足りない?

A:許されるなら、90分一本で作ってみたかったです。
  30分ずつなら、3本でベストだと思います。

Q:個人的に成功したと思うキャラは誰?

A:みんなうまくいったと思いますが、「特に一人」と言われれば、エリオット。
  役者さんのチカラです。

Q:振り返ってみて、特に思い出すシーンなどは?

A:終わったら反省して、すぐ次のことを考えるので、特にないです。

Q:監督として、作監として、原案として、今だから言えるお話などは!?

A:特に隠し事もないです。
  いつか続きが作れたらいいなと思います。


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